平成30年
夏号
■ 会長挨拶 ■ 総会報告 事業計画 ■ 安全・適正就業への取組み ■ 適正就業ガイドラインの周知 ■ 高齢者への就業支援事業 ■ 中長期計画後期5か年計画 ■ ひょうご生涯現役促進事業 ■ 地域就業機会創出・拡大事業 ■ 編集後記
公益社団法人 兵庫県シルバー人材センター協会 会長 中嶋千萬城
先日の6月14日に開催された平成30年度の定時総会も会員皆様方のご支援・ご協力を賜り、無事執り行われましたこと感謝申し上げます。
会長としては、今年度は2期目の2年目となり、引き続き当協会及び県下34のシルバー人材センターの発展のために頑張ってまいる所存でございますので、さらなるご指導・ご鞭撻の程よろしくお願いいたします。
さて、平成29年度の県下34シルバー人材センターの事業実績では、会員数は若干増加したものの、受注件数、契約金額、就業延人員は前年度を下回りました。その中で、シルバー派遣事業は順調な伸びを見せ、契約金額が10億円を超え、対前年度比14.6%増加しており、今年度も契約金額が伸びることが予想されており、これも、各センターの不断のご努力と関係各位のご協力・ご支援の賜物と、心から敬意と感謝を表する次第です。
わが国の平成29年10月現在の人口推計では、総人口に占める65歳以上人口の比率が27.7%に達しており、高齢者の中には、元気で活躍を希望される方が多数おられることもご承知のとおりです。
労働力不足の中、シルバー人材センター事業の重要性とシルバー人材センターに向けられた地域社会の期待は、ますます大きなものになっていることから、 兵庫県シルバー人材センター協会としましても、世の中の動きに十分留意しつつ、各シルバー人材センターと連携し、高齢者の就業ニーズの変化や多様化に、的確に対応していくことが求められています。
特に、今年度は全国シルバー人材センター事業協会が取り組む「第2次会員100万人達成計画(30年度~36年度)」の初年度であり、また、当協会が策定する「兵庫県シルバー人材センター中長期計画」の「後期5ケ年計画(30年度~34年度)の初年度で節目の年に当たり、当協会及び各シルバー人材センターの役職員が一体となって会員拡大に向けて強い決意のもとに取り組んでいただきたいと思います。
また、シルバー人材センター事業においては「安全はすべてに優先する」との基本姿勢のもと、増え続ける事故に対して「事故ゼロ運動」に引き続き取り組みますので、各シルバー人材センターの役職員におかれましても会員への安全意識の醸成に努めていただきたいと存じます。
最後になりますが、シルバー人材センターを取り巻く環境の変化は非常に目まぐるしく、課題も山積しておりますが、役員一同、力を合わせて協会の運営と事業の推進に取り組んで参りますので、皆様方には、一層のご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
平成30年6月14日(木)13時から兵庫県民会館11階パルテホールにおいて定時総会及び役職員研修会が開催され、次の通り5件の報告と5件の決議が行われました。
報告事項 第1号報告 平成29年度事業報告
第2号報告 平成29年度補正予算
第3号報告 平成30年度事業計画
第4号報告 平成30年度収支予算
第5号報告 資金調達及び設備投資の見込み
決議事項 第1号議案 平成29年度計算書類及び財産目録
第2号議案~第4号議案
公益社団法人兵庫県シルバー人材センター協会役員の選任
第5号議案 会長に対する権限委任
役職員研修会
演題 「明石市シルバー人材センターにおける不正事案に対する再発防止策」
講師 一般社団法人明石市シルバー人材センター
常務理事兼事務局長 川口 眞宏 氏
演題 「軽減税率制度についての説明」
講師 大阪国税局 課税第二部 消費税課 軽減税率制度係 大塚 浩司 氏
1 重点的な取組み事項
① 中長期計画の着実な推進
② 安全・適正就業の推進
③ 事務の集中化
2 具体的な事業内容
① 中長期計画の着実な推進
新たに策定した後期5か年計画を周知するとともに、中長期計画を着実に実行するため、
「中長期計画推進委員会」において、実施状況を点検、評価し、計画について
必要な取組みの検討を行います。
② 安全・適正就業の推進
安全の確保、重篤事故撲滅に取組みます。また、適正就業ガイドラインを周知・徹底します。
③ 指導相談事業
各センターが公益法人として相応しい事業運営を実施するために、効率的な組織運営、
健全な経理体制、適正な事業活動などの助言・指導を行います。
④ 就業開拓事業
就業機会の拡大と会員数の確保・拡大を図るため、就業先の開拓に取り組みます。
⑤ 職業紹介事業
有料職業紹介事業制度を活用して、臨時的かつ短期的なもの又はその他の軽易な業務に
係る就業を希望する高齢者に職業を紹介し、高齢者の雇用機会の拡大を図るため、
各実施事務所(センター)に対する助言・指導、研修等を行います。
⑥ 労働者派遣事業(シルバー派遣事業)
高齢者の多様な働き方の選択肢を確保するとともにシルバー事業の適正化を推進するため、
各実施事務所(センター)と緊密な連携を図りながら事業を実施します。
⑦ 高齢者活用・現役世代雇用サポート事業
サービス業等の人手不足分野や介護、育成等の現役世代を支える分野において、
高齢者に就業する機会を提供するため、兵シ協と各シルバー人材センターとが連携し、
仕事の開拓や提供等の取り組みを推進します。
⑧ 研修事業
シルバー事業の健全な発展を図るため、各シルバー人材センターの役員及び各階層の職員を
対象に研修を実施します。
⑨ 普及啓発事業
ア 事業推進大会の開催
開催日時 平成30年10月31日(水)13時~16時
開催場所 神戸新聞松方ホール
イ ふれあいの祭典への参加
開催日時 平成30年10月20(土)、21日(日)10時~16時
開催場所 東播磨(県立明石公園)
ウ 各種広報、啓発資料の作成
兵シ協だよりの発行(ホームページでも公開)
⑩ 調査研究事業
「データで見る兵庫県のシルバーパワー」(平成29年度実績)を取りまとめます。
⑪ 高齢者スキルアップ・就職促進事業
⑫ 高齢者活躍人材育成事業
⑬ 法人としての一般事業
定時総会 平成30年6月14日(木)開催
理事会 四半期ごとに開催
監事監査 平成30年5月10日(木)開催
中間監査 平成30年11月開催
兵庫県では、「安全はすべてに優先する」という意識のもと、平成21年度より各センターとともに「事故ゼロ運動」を実施し、安全に対する意識の向上と事故防止に努めてまいりました。
しかしながら、平成29年度の県下での請負業務の事故件数(入院10日以上の事故)は、49件となり、大幅に増加する結果となってしまいました。また、シルバー派遣業務の労働災害件数は15件となり、重篤事故も1件発生しており、派遣先での労災事故も年々増加している状況です。
当協会では、この状況を非常事態と捉え、安全・適正就業推進委員会を中心に、「平成30年度安全・適正就業事業計画」を策定し、各センターの安全対策についての意識を更に高めるような取り組みについて、以下のとおり徹底して進めております。
年度 | 就業中 | 就業途上 | 事故総数 | |||
件数 |
うち 重篤 |
件数 |
うち 重篤 |
件数 |
うち 重篤 |
|
平成25年度 |
28 | 1 | 6 | 0 | 34 | 1 |
平成26年度 |
19 | 0 | 10 | 1 | 29 | 1 |
平成27年度 |
13 | 3 | 4 | 0 | 17 | 3 |
平成28年度 |
30 | 2 | 13 | 0 | 43 | 2 |
平成29年度 |
42 | 0 | 7 | 0 | 49 | 0 |
年度 | 就業中 | 就業途上 | 事故総数 | |||
件数 |
うち 重篤 |
件数 |
うち 重篤 |
件数 |
うち 重篤 |
|
平成25年度 |
3 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 |
平成26年度 |
1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 |
平成27年度 |
5 | 0 | 0 | 0 | 5 | 0 |
平成28年度 |
8 | 0 | 0 | 0 | 8 | 0 |
平成29年度 |
12 | 1 | 3 | 0 | 15 | 1 |
無事故メッセージリレー 県内センターを安全のバトンでつなぐ |
佐用町シルバー人材センター安全就業(無事故)の取り組みについて
(公社)佐用町シルバー人材センター常務理事兼事務局長 山本 智志
無事故は全シルバーの願いです。 当センターは、平成25年度に兵シ協より受賞しました無事故記録566日を上回ることを当面の目標に、安全委員会と推進員会の連携を中心にして安全就業推進に取り組んでいます。 平成29年度の取り組みは、安全就業推進大会1回、安全委員会7回、安全委員会パトロール4回、各安全委員パトロール12回を実施し、加えて草刈作業安全講習会、剪定作業安全講習会、熱中症予防啓蒙、交通安全啓蒙等を実施しました。また、今年度より刈払機取扱作業者安全衛生教育講習会受講を計画しています。 会員のみなさまの安全就業意識をより高めていただくため、全会員に安全就業標語の応募を呼びかけました。平成30年4月6日の安全就業推進大会において “「安全」は 自信とおごりが 命取り” をスローガンとして選定し、シルバー就業の基本は、“安全はすべてに優先する”ことを全会員で確認しました。
無事故就業を願い日常的に気を付けている事柄は以下のとおりです。 1 シルバー人材センターを取り巻く諸課題がある中において、“安全はすべてに優先する” ことを 基本に取り組んでいます 2 会員との会話面談、安全パトロール、講習会、各会議、大会等 機会あるごとに “安全第一” を
呼びかけています
(事故は努力を水の泡に変えてしまう とも呼びかけています)
それでも小さな事故は発生しています。 会員の方々が、ご自身の加齢による身体的機能の状態を適切に理解され、快適な時間がより多くなることを願っています。 |
平成28年9月に厚生労働省及び全国シルバー人材センター事業協会より、シルバー人材センターの適正就業を確保するため、センターの職員、センターで働く高齢者、センターを活用する企業等が留意すべき事項等についてガイドラインとして示されました。
今後、センターはこのガイドラインに沿って、適正な事業運営を実施していく必要があります。
また、現在、会員の方々や地域の発注者の皆様に対して、このガイドラインの周知活動を行っております。シルバー人材センター事業の適正な実施にご理解・ご協力いただきますようお願いいたします。
ここでは、ガイドラインの中でも特にご理解いただく必要のある項目についてご説明します。
シルバー人材センターは、企業、家庭、官公庁などから業務を受注し、それらを、請負、委任、派遣、職業紹介の形態により、臨時的かつ短期的または軽易な就業を希望する高齢者(会員)に、働く場として提供します。
臨時的・短期的な業務 |
おおむね月10日程度以内 |
軽易な業務 |
おおむね週20時間を超えないことを目安 |
(1)請負 | (2)委任 | (3)派遣 | (4)職業紹介 | |
目的 | 会員が業務を完成させること | 会員が業務を実施すること(業務の完成は目的でない) | 会員が発注者の指揮命令に従い労働すること | 会員などが発注者の指揮命令に従い、労働すること |
会員の雇用 | 会員は雇用されない | 会員は雇用されない | シルバー人材センターが会員を雇用する | 発注者が会員などを雇用する |
指揮命令 | 会員は請負った業務を自らの裁量で完成させるため、発注者は会員に指揮命令できない | 会員は委任された業務を自らの裁量で処理するため、発注者は会員に指揮命令できない | 発注者は会員に指揮命令できる | 発注者は会員などに指揮命令できる |
(1)請負
(2)委任
(3)派遣
(4)職業紹介
60歳以上の高齢者の就業を目的とした技能講習
生活支援(施設・訪問介護) |
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介護者業務の基礎知識や高齢者とのコミュニケーション、整理収納の方法、また、高齢者向きの介護s食等の調理方法も学ぶ講習 |
ハウスクリーニング |
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汚れの落とし方だけでなく、汚れの分析をし、道具、洗剤の選び方・使い方、さらにはマナーについても学ぶ講習 |
保育補助支援 |
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事故のない安全で、子供の発達と健康も意識した遊び方を含め、家事援助サービスを学ぶ講習 |
店舗スタッフ |
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クレームや電話の応対を含めた接客マナーや品出し・陳列作業等の業務を学び、スーパーやホームセンターでの就業を目的とした講習 |
生活支援(施設・訪問介護)スキルアップ |
---|
介護者業務の基礎知識や室内清掃の知識と技術、また、高齢者向きの介護食等の調理方法も学ぶ講習 |
工場・倉庫内軽作業 |
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安全衛生講習をはじめに行い、工場・倉庫の業務知識を持った専門家を講師として招き、職場でのコミュニケーションもカリキュラムにも盛込んだ講習 |
調理(介護)補助 |
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高齢者向きの介護食等の調理方法を学ぶことを目的とし、衛生管理、食に関する知識、食事作りの基本等を学ぶための講習 |
居住施設等管理員 |
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マンション管理員業務での基礎知識や、コミュニケーションの基礎、自転車駐車場(駐輪場)管理運営方法等を学ぶ講習 |
平成30年度、兵庫県内で35回、60歳以上の高齢者の就業を目的とした技能講習を企画。 6月4日~15日(6日間)に、朝来市で「生活支援(施設・訪問介護)講習」を開催し、介護者業務の基礎知識や整理収納の方法、介護食等の調理方法を学ぶ講習を実施。
7月4日~10日(3日間)に、美方郡で「生活支援(施設・訪問介護)スキルアップ講習」を開催し、清掃関連、介護食についての調理方法等を学ぶ講習を実施。
高齢者活躍人材育成事業 8月以降の講習予定
講習 番号 |
講習名 | 開催地 |
講習 日数 |
受講 定員数 |
講習期間 | |
開始日 | 修了日 | |||||
28120 | 店舗スタッフ | 神戸市 | 7 | 15 | 8月1日(水) | 8月10日(金) |
28128 | ハウスクリーニング | 姫路市 | 5 | 15 | 8月20日(月) | 8月28日(火) |
28131 | 工場・倉庫内軽作業 | 神戸市 | 6 | 15 | 8月21日(火) | 8月30日(木) |
28130 | ハウスクリーニング | 赤穂市 | 5 | 15 | 9月3日(月) | 9月12日(水) |
28115 | 生活支援(施設・訪問介護) | 小野市 | 6 | 15 | 9月3日(月) | 9月20日(木) |
28116 | 生活支援(施設・訪問介護) | 養父市 | 5 | 15 | 9月11日(火) | 9月18日(火) |
28114 | 生活支援(施設・訪問介護) | 西脇市 | 6 | 15 | 9月13日(木) | 9月27日(木) |
28126 | ハウスクリーニング | 芦屋市 | 5 | 15 | 9月19日(水) | 9月28日(金) |
28111 | 生活支援(施設・訪問介護) | 川西市 | 5 | 15 | 9月25日(火) | 10月5日(金) |
28124 | ハウスクリーニング | 尼崎市 | 5 | 15 | 10月1日(月) | 10月10日(水) |
28101 | 保育補助支援 | 神戸市 | 7 | 20 | 10月1日(月) | 10月17日(水) |
28110 | 生活支援(施設・訪問介護) | 宝塚市 | 6 | 15 | 10月3日(水) | 10月17日(水) |
28122 | 店舗スタッフ | 豊岡市 | 7 | 15 | 10月5日(金) | 10月18日(木) |
28106 | 保育補助支援 | 明石市 | 7 | 15 | 10月16日(火) | 10月30日(火) |
28103 | 保育補助支援 | 西宮市 | 7 | 15 | 10月18日(木) | 10月31日(水) |
28119 | 調理(介護)補助 | 神戸市 | 7 | 20 | 10月29日(月) | 11月8日(木) |
28112 | 生活支援(施設・訪問介護) | 加古川市 | 6 | 15 | 11月1日(木) | 11月15日(木) |
28118 | 生活支援(施設・訪問介護) | 洲本市 | 6 | 15 | 11月8日(木) | 11月21日(水) |
28109 | 生活支援(施設・訪問介護) | 西宮市 | 6 | 15 | 11月22日(木) | 12月6日(木) |
28107 | 生活支援(施設・訪問介護) | 神戸市 | 6 | 20 | 11月26日(月) | 12月5日(水) |
28131 | 生活支援(施設・訪問介護)スキルアップ | 加古川市 | 3 | 10 | 12月7日(金) | 12月12日(水) |
28102 | 保育補助支援 | 神戸市 | 7 | 20 | 12月14日(金) | 12月25日(火) |
28135 | 居住施設等管理員 | 尼崎市 | 4 | 10 | 1月15日(火) | 1月18日(金) |
28121 | 店舗スタッフ | 神戸市 | 7 | 15 | 1月22日(火) | 1月31日(木) |
55歳以上の方を対象にした再就職を支援する事業
マンション管理員養成 |
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マンション管理員業務を基礎から学び、またトラブル解決法、紛争事例と対処方法も学び、講習中に専門研修センターで実習も行う講習 |
清掃スタッフ |
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汚れの落とし方だけでなく、汚れの分析をし、道具、洗剤の選び方・使い方や、マナーについても学ぶ講習 |
介護職スキルアップ |
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認知症高齢者の対応方法、利用者の心身の状況に応じた介護技術・観察のポイントなど介護におけるコミュニケーション技術を学ぶ講習 |
店舗スタッフ |
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クレームや電話の応対を含めた接客マナーや、品出し・陳列作業等の業務を学び、スーパーやホームセンターでの仕事に就くための講習 |
警備スタッフ |
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警備業務に必要な関係法令、緊急時の措置、施設警備・交通誘導警備等に係る警備の現場研修、市民救命士講習等の実践的な講習 |
調理スタッフ |
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高齢者の雇用先として多数ある調理場関係の仕事に就くため、衛生管理、食に関する知識、食事作りの基本等を学び仕事に就くための講習 |
クリーンスタッフ養成 |
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ビル等の建築物清掃の基本作業、窓ガラスの洗浄、カーペットのシミ取り、防虫、真空掃除機等の清掃機器の扱い方を学ぶ講習 |
ホテルスタッフ |
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ホテル業務の全体像を理解し、客室清掃、ベッドメイキング等の仕方や、マナーについても学ぶ講習 |
送迎(福祉)スタッフ |
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介護者業務の基礎知識や移動・乗降介助の方法等を学び、福祉有償運転者として安全運転の実技も取り入れた講習 |
兵シ協では、2013年(平成25年)3月に、今後10年間で目指すべき方向を「中長期計画」として取りまとめました。そして、2018年(平成30年)3月、この前期5か年計画の計画期間が経過しました。この間、少子・高齢化の進展等の社会経済情勢の変化、高齢法等法制面での改定等、シルバー人材センターを取り巻く情勢も変化してきました。このような環境の変化に対応できるよう、シルバー人材センターにも、その役割と機能の拡大と多様性が求められています。
このため、前期5か年計画の達成状況等を検証するとともに、これからの5か年の目標、課題、対応策を「後期5か年計画」として策定しました。兵庫県では兵シ協と県内の各シルバー人材センターが協力し、計画が実現できるよう取り組んでいきたいと思います。
1 基本目標
兵シ協は、会員であるシルバー人材センターと連携して、県内全域でシルバー事業の展開・浸透を図るため、次の取組みを基本目標としました。
① 会員数の拡大と女性会員比率の向上 ② 会員の意識改革と能力の向上 ③ 就業実人員及び就業延人員の増加 ④ 受注件数及び契約金額の増加 ⑤ 安全就業の徹底 ⑥ 適正就業の推進とシルバー派遣事業の拡大 ⑦ 組織・財政基盤の強化 ⑧ センター間及び関係機関や団体等との連携並びに地域社会との絆の強化 |
2 数値目標
区分 | 2022年度目標 | 2017年度実績 | 備考 | |
---|---|---|---|---|
会員 | 会員数(人) | 47,000 | 44,390 | 105.9 % |
女性会員比率(%) | 38.0 | 36.6 | 1.4 pt | |
就業人員 | 就業実人員(人) | 43,000 | 35,978 | 119.5 % |
就業延人員(人日) | 4,437,000 | 4,296,168 | 103.3 % | |
契約 | 受注件数(件) | 164,000 | 120,444 | 136.2 % |
契約金額(千円) | 19,980,000 | 19,679,630 | 101.5 % |
兵庫県では、今後の労働力人口の減少と現在の企業の人手不足への対策として、高齢者が就労しやすい環境を整備することで高齢者の就労促進を図る事業を実施します。
兵庫県シルバー人材センター協会は、「兵庫県生涯現役促進地域連携事業協議会(※)」に参加しており、下記団体と連携しながら、この事業の一部を実施する予定です。
具体的な事業の内容は、「高年齢者の就労相談窓口の設置」となり、兵庫県下の県民局及びいくつかのセンターに窓口を設置し、相談員として会員の方に就業していただくことになります。
相談員窓口の設置は平成30年10月~予定されており、今後は各センターの皆様にご協力をいただきながら進めていくこととなります。どうぞよろしくお願いいたします。
兵庫県生涯現役促進地域連携事業協議会
兵庫県 (独)高齢・障害・求職者雇用支援機構兵庫支部 兵庫県経営者協会 (一財)兵庫県雇用開発協会 (公社)兵庫県シルバー人材センター協会 |
地域就業機会創出・拡大事業は、シルバー人材センターが地域の地方公共団体や商工団体等と連携して、地域企業の雇用問題の解決、地域企業の活性化、地域社会・経済の維持・発展等につながる新たな就業機会を創造するための、厚生労働省の平成28年度からの補助事業です。 兵庫県では、審査が終了した新規2件と継続事業の11件の計13件の事業が実施されます。
番号 | 事業 | センター | 事業開始状況 | 事業名 |
---|---|---|---|---|
1 | 継続 | 芦屋市 | 平成28年4月 | 高齢者介護予防応援事業 |
2 | 継続 | 芦屋市 | 平成29年4月 | 地域「ふれ愛」事業“小町カフェ” |
3 | 継続 | 相生・上郡広域 | 平成28年4月 | ふるさと高齢者お助け隊事業 |
4 | 継続 | 加古川市 | 平成28年4月 | 基礎学習支援事業(おさらい教室) |
5 | 継続 | 加古川市 | 平成28年4月 | 6次産業化の推進と耕作放棄地再生事業 |
6 | 継続 | 加古川市 | 平成29年4月 | 見守り親孝行代行サービス事業 |
7 | 継続 | 養父市 | 平成28年4月 | 養父市へUターン・孫ターン・結う会いターン |
8 | 継続 | 養父市 | 平成28年4月 | 福祉の受け手から地域の担い手へ |
9 | 継続 | 養父市 | 平成29年4月 | 養父市特産物販売拡大事業 |
10 | 継続 | 養父市 | 平成29年4月 | 農村交流ターミナル「万灯の湯」再生事業 |
11 | 新規 | 養父市 | 平成30年4月 | わくわく学ぶ農活事業 |
12 | 継続 | 宝塚市 | 平成28年7月 | 空き家・空き地管理事業 |
13 | 新規 | 三田市 | 平成30年7月 | 空き家見回り事業 |
発行日:平成30年7月31日 発行:公益社団法人兵庫県シルバー人材センター協会
事務局住所:650-0011 兵庫県神戸市中央区下山手通 5-7-18 TEL:078-371-8012